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2019年7月 当研究所会員 流通科学大学准教授 羽藤雅彦氏の本が出版されました

羽藤雅彦著『ブランド・コミュニティ-同一化が結びつきを強化する-』(中央経済社)

会員であり当研究所事務局をお手伝いいただいている流通科学大学准教授 羽藤雅彦氏の本が出版されました

流通科学大学 准教授 羽藤雅彦氏『ブランド・コミュニティ』(中央経済社)が出版されました。

関西の会員はご存じと思いますが、羽藤氏は陶山研究室での研究と同時に当研究所の事務局をお手伝いいただくとともに、現在は会員として参加いただいております。

この度出版された『ブランド・コミュニティ』は、ソーシャルメディア時代に顕著になった消費者のコミュニティと企業やブランドとの関係性に注目した研究であり、ブランド論とコミュニティ論双方からアプローチしています。

そしてブランド・コミュニティの事例として本書では、楽天市場の電子書籍専用端末「kobo」やカルビーのHP上の「じゃがり校」が取り上げられ、ブランドを中心にコミュニティが形成された際に、そのメンバー間の相互作用やコミュニティとの「同一化」によって結びつきがさらに強化されることが示されています。

本書は、単なるブランド・ロイヤルティやブランド・リレーションシップではなく、顧客関係管理(CRM)とも違う、中長期的かつ企業やブランドと深い絆で結ばれるファンやサポーター作りをはかるためにはどうすれば良いかについて、実務面でも多くの示唆を与えてくれるに違いありません。ブランドに関心のある多くの皆さんに読んでいただきたい良書です。

2019/07/02