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2019年 新年のご挨拶
理事長 陶山計介
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。また、日頃から温かいご支援ご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
お陰を持ちまして一般社団法人ブランド戦略経営研究所(BSI)は本年で8年目、前身のブランド戦略研究会時代を含めると通算で18年目を迎える事ができました。これもひとえに会員をはじめ皆様のご愛顧の賜物と深く感謝いたしております。
昨年は東京や大阪、鹿児島などでの企業や地域のブランディング調査・研究、JETRO新潟の「海外市場マーケティング&ブランディングセミナー・ワークショップ」を7~9月に開催する一方、フォーラムは東京では「AI & IoT時代におけるブランド構築とビジネス・イノベーション」「AI & IoT時代におけるブランド構築とリテールイノベーション」、大阪では「地方創生とブランド・イノベーション」と計3回開催しました。他に専門部会委員会も東京8回、大阪5回の13回開催しました。
このうち東京フォーラムは関西大学東京経済人倶楽部と共催したり、日本知的財産協会商標委員会と連携するなど他機関・団体との交流が拡大したのも昨年の新しい特徴でした。文字通りブランド戦略に関する“プラットフォーム”の役割を果たすことができました。また例年参加しているアメリカ流通視察に加えて中国遼寧大学商学院の霍春輝教授との国際交流も研究所のグローバル化の端緒を開くものになりました。
「第4次産業革命」、「第3次IT革命」では、あらゆる事業・情報がIoTでつながり、ビッグデータによる学習効果により人間の代わりにAIが機械を自動制御し、ロボットの導入や自動運転技術も新たな段階に入りました。そのなかでGAFAをはじめ、airbnb、Uber、instacartなどのシェアリングエコノミーの新たなプラットフォームが登場し、ソーシャルメディアによって推進されるコミュニティもますますその影響力を強めてきています。
『Society5.0』『データ駆動型社会』『超スマート社会』において、リアル世界を中心に構築されてきた企業ブランド、製品ブランド、ストアブランド、都市・地域ブランドなどの意味や役割がどう変わっていくのか? ブランドを「イノベーションする」ことが今日ほど求められている時代はないといっても過言ではありません。多様で豊かな顧客体験、マスパーソナライゼーションと価値共創、さらに持続可能なビジネスエコシステムを実現するブランドが求められる所以でもあります。
一般社団法人ブランド戦略経営研究所(BSI)は、このようなビジネスやマーケティングの大変革期にあって、“現在(いま)”と“未来(さき)”、“内(うち)”と“外(そと)”を透徹するインサイトを確立するとともに、それを共有可能な〈Global Brand Space〉としての役割を発揮していかなければなりません。その手始めに『AI & IoT時代におけるブランド構築とリテール・イノベーション(仮題)』を刊行する予定です。マーケティングへの高まる期待の扉を開くとともに、ブランディングの役割と魅力をさらに多くの皆様に理解していただける1年にしたいと考えております。
年頭にあたって会員をはじめ多くの皆様のご健勝と貴社のますますのご発展を心よりお祈りいたします。あわせてこれまで以上にご満足いただけるサービスを心がける所存でございますので、何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますようお願い申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2019年 元旦
2019/01/07 |