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2012年8月開催 特別研究会のご報告とお礼

2012年8月25日~26日開催
8月特別研究会のご報告とお礼
一般社団法人 ブランド戦略研究所 理事長
関西大学商学部教授 陶山計介
当日のレポートはこちらをご覧ください

初秋の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

8月25日~26日の両日、神戸にあるシスメックス・テクノパークおよび関西大学六甲山荘にて特別研究会が開催されました。

今回の特別研究会は、「超リサーチ・知財志向のヒット商品づくりと企業ブランディングの成功条件を探る」というテーマのもとに、当研究所のミッションである「ブランドを通じた経営、マーケティング、知財の三位一体化」をより具体的なかたちで集中的に深掘りしようという企画です。 また1泊2日の合宿形式を使って食事や懇談会を共にすることで会員相互の交流と親睦を図る初めての試みでした。

1日目にはまずシスメックス社の40周年を機に設立された研究開発の中核施設であるテクノパークを視察しました。7万平米を超える高大な敷地の中に最先端のテクノロジーが駆使されているだけでなく、コミュニケーションやリフレッシュを意識的に取り入れた研究者・技術者にとって最良の環境が整えられています。

加えて日本庭園や各種の絵画・モニュメント、発想の転換を促す仕掛けや瞑想の部屋、マラソンランナーである野口みずきさんの記念碑など、まさにシスメックス社のフラッグシップ拠点ということを実感しました。 その後案内いただいた井上理事を中心に同社の知財戦略と研究開発との関連、地元神戸を中心にした地域や社会への情報発信とコミュニケーションなどについて意見交換が行われました。

その後、神戸六甲山頂にある関西大学六甲山荘に移動し、今回のテーマに沿って陶山理事長、中川専務理事、エンジニア高崎社長、ドゥ・ハウス高栖専務からスピーチが行われ、それぞれの立場から問題提起がなされました。

そこでのトピックスは、①PBとNB、とくにNBの課題、②商標登録の無効に対する方策、③マーケティングやプロモーションの重要性、ブランド(付加価値)の必要性と限界、④既存のマーケティング・リサーチの限界、の4点でした。

2日目午前は、前日の4名からの問題提起を受けて、「経営とマーケティング」「経営と知財」の2つのグループに分かれてのグループ・ワークというかたちでそれぞれのトピックスをめぐってより深い討議がなされました。

休憩後、両グループの代表から討論の成果が発表され、全体で議論と総括を行いました。ここで中心になった論点は、今日のグローバリゼーションやICT革命、とりわけメーカーと流通企業との新しい関係のもとで生活者や購買者・消費者にとってブランドの果たす役割が大きくなっているとしても、どうすればブランドを“立て”たり、メガヒットする商品を開発することができるのかということでした。

それを解決するためには、第1に、生活者の主観的な合理性をふまえた「納得と共感」がますます重要となり、第2に、生活者・購買者の一部の行動のみに焦点を当てた従来の仮説検証型の定量調査だけではなく、もっと変化する生活者とその行動をトータルに理解するマーケティング・リサーチが求められる、第3に、企業内では情報のフローを正しくマネジメントして意思決定に結びつける企業文化とリーダーシップが不可欠である、第4に、メーカーと流通企業の関係の新しい局面に合った製造と販売のビジネスモデルやそれをふまえた知財戦略を構築する必要がある、といったことが全体のまとめとして出されました。

美味しい神戸牛のしゃぶしゃぶでの夕食やワイン、普段なかなか話すことのない苦労話などで盛り上がった懇談会と実に盛りだくさんな8月特別研究会も所期の目的を達して成功裏に終えることができました。

最後にこの研究会にご参加いただいた皆さん、またスピーチをいただきました特許業務法人三枝国際特許事務所 中川専務理事、株式会社エンジニア 高崎社長、株式会社ドゥ・ハウス 高栖専務、ならびに今回の視察会場をご準備いただきましたシスメックス株式会社 井上理事、また合宿所での準備等でご協力いただきましたイートアンド株式会社 松本理事には厚くお礼申しあげます。

敬具

 

 

2012/08/30

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