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定例研究会開催レポート

2012年11月度(67回) 定例研究会 開催レポート

定例研究会 レポート
研究テーマ「ミズノのブランド戦略と中国での取り組み事例」



今回の2012年11月度(通算67回)定例研究会では、北野周三 ミズノ株式会社常務取締役から「ミズノのブランド戦略と中国での取り組み事例」についてお話しをいただきました。

1906年の創業以来、「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する」ことを経営理念に掲げてきたミズノは、1世紀以上にわたってどのように日本のスポーツ品産業をリードしてきたのか、「新100年ブランド戦略」の一環として従来のワードマーク「MIZUNO」やモノグラムの「Mマーク」を「ミズノランバード」に統一した狙いは何か、また北野常務が20年間にわたって担当してこられた中国事業をはじめ同社の今後のグローバル戦略は今後どのように展開していくのか、などいずれも非常に興味深いものとなりました。
 

◇理事長挨拶

講師の発表に先立ち、講師の北野氏のご紹介、スポーツスポンサーシップ、スポーツ用品企業のブランド戦略に関する研究等を踏まえた今回の研究会におけるポイントについての説明がありました。

当研究会理事長 陶山計介
Profile:一般社団法人 ブランド戦略研究所理事長。関西大学商学部教授。博士(経済学)。 『ブランド・エクイティ戦略』(訳著)、『日本型ブランド優位戦略』(共著)などブランド・マーケティング研究の第一人者。日本商業学会前会長。

◇研究テーマ
「ミズノのブランド戦略と中国での取り組み事例」

ブランドと歴史、スポーツ・ブランドを作る要素、ミズノのブランド戦略、ミズノのブランド戦略推進体制、中国での取り組み、およびミズノのブランド価値について具体的な事例を踏まえ、ご説明がありました。


 

ミズノが創業以来100年有余にわたって終始一貫培ってこられたスポーツの振興とスポーツマン・アスリートへのサポートにこだわる商品づくりと市場・顧客対応、社会貢献の素晴らしさと奥深さを再認識することができました。そこにはファッションやトレンドの動きに左右されない確固とした信念とこだわり、王道が感じられました。

ミズノ・ブランドがまさに本物を求める人々にとってこそ真価を発揮するのであり、それゆえに感動を与えてくれるブランドであることを認識いたしました。また、情緒的な部分も含めて伝えたいことをきちんと伝えていくコミュニケーションが、大切であり、これまで以上に注力されていくことが求められていると感じました。
講師:北野 周三氏 ミズノ株式会社 常務取締役
Profile:1948年生まれ。1971年ミズノ㈱入社、人事総務部門を経て、86年TQC推進室マネジャー、89年生産統括室長、95年総合企画室部長、98年人事総務部長を歴任。 2000年取締役に就任し、人事総務、法務、CSR、中国含むアジア・オセアニア、生産、品質管理を担当。92年香港ミズノ、94年上海美津濃を設立以来20年間にわたって中国を担当。

◇質疑応答
講師の発表を踏まえ、なぜ中国のスポーツ品市場は大きくなっていないのか、北京オリンピック以後の供給過多な市場においてどのように競争力を保ち生き残っていくのか、素材メーカーや他ブランドとの協働、ミズノブランドの付加価値を中国でどのように認識されていくのか、ミズノブランドの価値のチェック・改善、ブランドブックの取り扱い、中国で良い人材とどのように出会うか等について、活発な質疑応答がなされました。




 

2012/12/03