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2019年11月度 東京第16回フォーラム

顧客体験(CX)の構築とマーケティング・流通、ブランド戦略
-デジタルとアナログ-

おかげさまで盛況のうちに終了しました。
【開催レポートはこちら】

「一般社団法人 ブランド戦略経営研究所」では、東京第16回フォーラムを11月26日(火)に開催します。テーマは「顧客体験(CX)の構築とマーケティング・流通、ブランド戦略-デジタルとアナログ-」です。今回は、会員である小々馬 敦 産業能率大学 教授、および日本ダイレクトマーケティング学会からの企画・参加協力をいただきました。

物やサービスの購入にあたり、事前にインターネットで品質や価格に対する評価を調べ、その真偽や自分にとっての価値を検討し、さらに使い勝手やメンテナンスを調べ、時間があればお店で現物を見て、アカウントのある自身のECサイトから購入、使ったレビューを書き、また故障対応で販売元やメーカーのサイトに連絡、その感想を追加、自身のブログでベストな選択について、自身の記録として、親しい人へのアドバイスとして、世間へのサービスとして伝授する・・・。という人が多いと言います。

「人々が本当に望んでいるのは製品ではなく、満足のいく経験である」「製品そのものに目を取られ、自分たちがどんな価値やサービスを提供しようとしているかを見ない」と60年ほど前にアボットやレビットが言っています。また20年前には、購入時に感じる新品らしさ(匂い、肌触り、音)などSENSE、FEEL、THINK、ACT、RELATEというシュミットの「5つの経験価値モジュール」も「エクスペリエンス」としてブランディングにも使われるようになりました。高級店や一流ホテル空間での特別な体験、「おもてなし」「サプライズ」がコモディティ商品やサービスに「高級感」という付加価値を与えるものと考えられました。

常時接続され、寝室やトイレまで財布以上に肌身離さず持ち歩く端末=スマートフォンの普及によって、24時間、365日、検索・購入・発信することが当たり前となり、またサービスの対象は個として認識され、「特別さ」を提供することが容易になりました。

コトラーが顧客志向のマーケティングを3.0、4.0へとその説を進化させてきたように、そうした環境下で物の実用的価値、快楽的価値だけでなく、社会的価値への共感、自己実現への共創など、社会と顧客の意識変化、それへの対応は急速に変化を遂げています。

インターネットマーケティングの中で、顧客接点の在り方として追求されてきたUX(ユーザーエクスペリエンス)と類似した用語として今CX(カスタマーエクスペリエンス)が話題になっています。
戦略、クリエイティブ、シェアリング、カスタマージャーニー、CRM(顧客関係管理)などその範囲も広く、人によってその捉え方に幅はありますが、デジタルに限らず、今後のマーケティングを語る重要な概念であることは間違いありません。

今回の東京第16回フォーラムでは、このような現状認識をふまえて、「顧客体験(CX)の構築とマーケティング・流通、ブランド戦略-デジタルとアナログ-」というテーマを設定し、この分野で精力的に活躍しておられる三人をお招きしました。

まず小々馬 敦 産業能率大学 教授です。当所会員として、また大学ではマーケティング、ブランディングを教えられております。今回の企画の当所から関わっていただいた関係もあり、テーマの背景や問題意識についてお話いただきます。

マーケティングのスコープが貨幣を介した価値交換経済から、人の想いへの共感や自己実現による幸福感を扱うコミュニティ社会へと拡張していく時代背景の中で、ブランディングのアプローチも、経済的付加価値の創出に加えて社会的存在意義の共創意識が強まっています。

消費者・顧客中心の時代の先にくるだろう新しい視座、人間中心デザインのブランディングの考え方に関して、「CX時代に進化するブランディング」について、示唆に富むお話しをいただきます。

お二人目は、田中 信哉 電通アイソバー株式会社 取締役です。コミュニケーションの領域とコマースの領域が極めて近くなった今日、企業やブランドは、それらの全体像をどう捉え、何に配慮して取り組めばいいのか。

デジタルによって議論が複雑化する中にあっても、状況をシンプルに捉え、生活者との向き合い方を俯瞰した目線で議論すべく「ブランディング起点のCXの捉え方、CX起点のブランディングの捉え方」をテーマに語っていただきます。

お三人目は、郡司 昇  店舗のICT活用研究所 代表です。

現在、小売についてテクノロジーを活用したさまざまな進化が起こっています。例えば、オムニチャネル、OMO、ニューリテール・・・と。小売りとは何か?という根源的な理解から、小売とマーケティング、そして現在進行形の新しい小売店頭の顧客行動分析をいかにBtoCに活かすかと言う問題意識の下に、CRM、位置情報、画像AI解析などの小売業活用、EC・オムニチャネル改善などを取り上げながら、「店頭の顧客行動データが見えることで、進化する顧客体験」をテーマに、究極の顧客体験に進化する可能性のあるAmazon Goや今話題の中国ニューリテール盒馬鮮生(フーマー)についてもご自身で顧客体験して分析された結果をお話いただきます。

冒頭陶山理事長から解題提起、つづいて小々馬氏からのテーマの背景と全体像、問題意識を受け、田中、郡司とご講演いただき、その後4名でのパネルディスカッションを行います。

経営トップマネジメント、マーケティング・営業、新商品開発などブランド戦略とそのマネジメント、新規事業開発やビジネス・イノベーション、さらにコーポレートブランドのマネジメントや広告・PR、顧客対応やインターネットマーケティングに携わっておられ、また関心を持っておられる方、奮ってご参加賜りたくここにご案内申し上げます。

日時:
2019年11月26日(火)14:30 受付、15:00 開始
フォーラム参加費:
(社)ブランド戦略経営研究所 正会員(企業・団体)フォーラム参加費:無料
(社)ブランド戦略経営研究所 正会員(個人)フォーラム参加費:無料
(社)ブランド戦略経営研究所 準会員(企業・団体)フォーラム参加費:無料
非会員(当研究所の企業・団体正会員のご紹介が有る方)フォーラム参加費:無料
非会員(紹介者なし)フォーラム参加費:5,000円

懇親会:5,000円
(当日受付にてお支払いください。領収書をご用意します)
会場:
関西大学東京センター
(東京駅サピアタワー9階)
http://www.kansai-u.ac.jp/tokyo/map.html
※入館受付は東京サピアタワー3階オフィスロビー
(フォーラム受付は同タワー9階)
14:30~受付
15:00 開始
司会:高木克典
当研究所事務局長
(マックス・コム株式会社代表取締役)
15:00~15:10
主催者オープニングスピーチ

陶山計介
当研究所理事長

Profile:一般社団法人ブランド戦略経営研究所理事長。関西大学商学部教授。京都大学博士(経済学)。『ブランド・エクイティ戦略』(共訳著、ダイヤモンド社)、『日本型ブランド優位戦略』(共著、ダイヤモンド社)、『よくわかる現代マーケティング』(共編著、ミネルヴァ書房)などブランド・マーケティング研究の第一人者。日本商業学会元会長。
15:10~15:45
第1講「CX時代に進化するブランディング」

小々馬 敦氏
産業能率大学 経営学部 マーケティング学科 教授 産業能率大学大学院 総合マネジメント研究科 教授 株式会社BRAND ENGINEERING代表

Profile:広告業界からキャリアが始まり経営戦略コンサルティングに転身。インターブランドジャパン エグゼクティブコンサルタント、プロフェット(米)日本代表、フューチャーブランド 代表取締役社長を経て、2010年より現職。企業変革、海外マーケティング、事業ポートフォリオ戦略他ブランディングによる企業と事業の価値創造に従事。『マーケティングコミュニケーション大辞典』(執筆編集委員、宣伝会議)『通勤大学MBA ブランディング』(共著、総合法令)など。
15:45~15:55
休憩 (10分)
15:55~16:45
第2講「ブランディング起点のCXの捉え方、CX起点のブランディングの捉え方」

田中 信哉氏
電通アイソバー株式会社 取締役

Profile:1998年株式会社電通入社。クリエーティブ局のCMプランナーとして、多くのクライアントの広告制作に携わったのち、クリエーティブディレクターに。主な仕事として、LEXUSの広告プランニングおよび全体ブランディング、資生堂の複数のブランドの広告プランニングや商品戦略立案がある。広告領域を超えてクライアントのインターナルマーケティングやCEOのブランディング、事業コンセプト立案なども手がける。電通の経営企画局を経て、2017年より現職。慶應義塾大学大学院 経営管理研究科Executive MBA修士課程修了。
16:45~16:55
休憩 (10分)
16:55~17:40
第3講「店頭の顧客行動データが見えることで、進化する顧客体験」

郡司 昇氏
店舗のICT活用研究所 代表 薬剤師

Profile:1999年 株式会社ランド設立 代表取締役社長 (株)セイジョーとFC契約しドラッグストア経営。2007年 株式会社セイジョー入社 調剤事業部課長。2010年 株式会社ココカラファイン事業管理室課長に転籍。グループの業務効率化・アライアンス・システムリプレース・販社統合の全てのPJに携わる。2013年 株式会社ココカラファインOEC設立 代表取締役社長。2016年 株式会社ココカラファイン 統合マーケティング部長兼任。2018年4月〜現職。                   My job is 全体最適なデジタルシフトに関して悩みがある企業(小売業、メーカー、ITテック企業)のお手伝いをして、その先にある顧客体験を向上すること。
17:40~17:55
休憩/セッティング (15分)
17:55~18:55
パネルディスカッション・Q&A (60分)

パネリスト:
小々馬 敦氏(産業能率大学 教授)
田中 信哉氏(電通アイソバー株式会社 取締役)
郡司 昇氏(店舗のICT活用研究所 代表 薬剤師)
コーディネーター:陶山計介理事長
18:55~19:00
主催者閉会の挨拶
高木克典 当研究所 事務局長(マックス・コム株式会社代表取締役)
19:10~21:10
懇親会
(会場:サピアタワー3Fパパミラノ)
会場
関西大学東京センター)
(東京駅サピアタワー9階)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12
http://www.kansai-u.ac.jp/tokyo/map.html
入館受付は東京サピアタワー3階オフィスロビー
(フォーラム受付は同タワー9階)
2019/10/11

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大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学経商オフィス
TEL:06-6368-1147

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