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2020年11月度 大阪第6回フォーラム・一般社団法人大阪能率協会「OMA秋季特別セミナー」

WITH コロナ時代のグローバル化とDX・イノベーション

おかげさまで盛況のうちに終了しました。
【開催レポートはこちら】

一般社団法人 ブランド戦略経営研究所では、「大阪第6回フォーラム」および 一般社団法人大阪能率協会「OMA秋期特別セミナー」を11月30日(月)に開催します。テーマは「WITH コロナ時代のグローバル化とDX・イノベーション」です。

大阪能率協会は、大正14年に設立された歴史ある協会で、大阪府商工労働部、大阪産業経済センターと共に、中堅・中小企業や個人事業体の産業・製品・性能技術などの高度化を支援・協力すること、それを通じた世界的イノベーションの騎手として貢献することを目的としています。大阪経済の発展に貢献しており、社会的にも信用されている団体です。

第4次産業革命は、IoT、ビッグデータ、AI、ロボット、プラットフォーマーの台頭などに象徴されるSociety 5.0=超スマート社会を到来させています。「様々なつながりによる新たな付加価値」をもたらすビジネスモデルの創出や新たなブランド戦略の再構築が急務と言われています(経済産業省「新産業構造ビジョン」2017年5月)。とりわけ“デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation:DX)”と“顧客体験”(Customer Experience:CX)を同時に実現するビジネスイノベーションやブランドイノベーションは喫緊の課題です。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することが求められています。言い換えると、将来の成長、競争力強化のために、新たなデジタル技術を活用して新たなビジネスモデルを創出・柔軟に改変しようというものです(「経済産業省DXガイドライン」2018年)。

他方、それは新しい製品やサービス、新しいビジネス・モデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンス(体験)の変革を図ることで新しい価値を創出するものでもあります。実用的価値だけでなく快楽的価値、さらに社会的価値をもたらすこと、まさにCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)から進んで、CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)やESG(Environment, Social, Governance:環境・社会・ガバナンス)など企業経営における社会課題と経済合理性の同時的実現を理念やミッションとして実現することが求められているのです。

そうしたなかで現在直面している最大の人類的危機が新型コロナ感染症(COVID-19)のパンデミックです。それは経済・社会、文化、生活など既存の安全・安心の秩序やシステムに危機的なダメージを与えています。調達、生産や販売、流通・物流、金融・サービスなどあらゆる企業活動も翻弄されています。2020年度の実質国内総生産(GDP)の成長率をマイナス27%とする政府見通しもありますが、影響の規模や深刻さの点で2008年の“リーマンショック”(同マイナス3.4%)どころか1929年の世界恐慌に匹敵する事態であるとも言われています。

自粛と外出機会の減少や行動制限によってホテル・旅館・観光・旅行、飲食、アパレル、百貨店、自動車などの業界は深刻な打撃を受け、また業種を問わず中小・中堅企業はそのしわ寄せを被る一方、Eコマース、ゲーム、ドラッグストアや物流など売上や利益を上げている業界や企業も見られます。

今回のフォーラム&セミナーでは、常に危機との共存を迫られるという意味での“With コロナ”下で、第1に、近年台頭してきた一国主義では解決できない世界的広がりの中での未曾有の事態を打開するための新しい国際的な保健医療連携や経済協調の確立とグローバリゼーションのあり方を再考すること、第2に、健康や安全・安心を第一にしながら社会経済活動を再建する上でビジネスにおけるイノベーションや“デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation:DX)”の意義や役割を考えること、第3に、今般の新型コロナ感染症(COVID-19)の中でも経営が好調で元気な会社とその秘密を探ることによって在阪の中小・中堅企業に元気と活力を提供すること、を課題として掲げました。

このようなテーマのもと、この分野の最先端で精力的に活躍しておられる三人の講師をお招きしました。

最初の講師は、グローバル・マーケティング複合化問題、グローバル・ブランド管理、グローバルSCMの分野の第一人者の明治大学経営学部の大石芳裕教授です。大石講師には、グローバル・マーケティング複合化問題、グローバル・ブランド管理、グローバルSCMの分野の第一人者として、今般の新型コロナ感染症(COVID-19)によって、グローバリゼーションやグローバル企業のビジネスやマーケティングの何が変わり、変わらないものは何か、“新たな世界経済秩序”が到来する中で日本企業はどうしていくべきなのかについての指針を提供いただきたいと考えています。

お二人目は、センコー株式会社(SENKO Co., Ltd.)の杉本健司取締役専務執行役員 事業政策推進本部長です。杉本講師からは新型コロナ禍のなかでもコーポレートスローガン『Moving Global~物流を超える、世界を動かす、ビジネスを変える~』のもと、人々の暮らしと産業を支える最適な流通ソリューションを実現してこられたセンコー株式会社よりその事業、とくに物流や流通に関する情報をリアルタイムで収集・分析し、ITを駆使したシステムと融合することで、イノベーション、“デジタルトランスフォーメーション:DX)”に取り組んでこられた近年の先進的事例をご紹介いただければ幸いです。

三人目の講師は、大幸薬品株式会社の山下充洋執行役員 海外事業部・感染管理事業部担当です。今般のコロナ禍の下、“あなたと家族を、幅広いウイルス・菌から守る”『クレベリン、クレベ&アンド』の大幸薬品はその存在感をますます増しておられます。感染症の脅威から暮らしを守るための感染予防と衛生管理への関心と需要は、わが国のみならず世界的に急速に高まっているなかで、そうした一連の商品を開発されてきた経緯や想い、そのマーケティングやブランド戦略、さらに海外展開などについてお話しを伺います。

冒頭、陶山理事長からの解題を受け、大石、杉本、山下の3人の講師にご講演いただき、その後、陶山理事長のコーディネーターの元に、パネルディスカッションを行います。

ピンチはチャンス。新型コロナウイルス感染症に立ち向かい、今日の危機的状況から脱却する道を模索しようとしている経営者の皆さん、健康や安全を意識した新商品開発やマーケティング・営業の新しいスタイルを考えている皆さん、生活者に寄り添うブランド戦略とそのマネジメント、海外展開に活路を求めているメーカーやこれらをサポートしている自治体関係者、コンサルティング会社、専門家の皆さん、奮ってご参加賜りたくここにご案内申し上げます。

今回の「大阪第6回フォーラム」・一般社団法人大阪能率協会「OMA秋季特別セミナー」は、COVID-19感染拡大防止のため、会場(関西大学 梅田キャンパス)およびオンライン(ZOOM)併用によるハイブリッド開催といたします。

どちらかご希望の参加方法をお選びの上、以下の「お申込みはこちら」からお申込みください。

※COVID-19感染拡大状況によっては、会場開催を中止して全面的にオンライン開催へと変更になる可能性もあります。その場合は追ってご連絡させていただきます。

なお、COVID-19感染防止のため以下の対策のもと開催いたします。
①参加者数を会場定員の50%以下とし、ソーシャル・ディスタンスの確保を前提とした座席配置と致します。
②会場内換気の徹底とアルコール消毒液の配置をします。
③飛沫拡散対策として講師及び受付係員は体調管理の上、マスクを装着致します。
④受講者の皆さまにはマスクの着用と手指の消毒を義務付けさせていただきます。なお受付での非接触式赤外線温度計で体温測定の結果、参加を遠慮いただく場合があります。

 

開催日時
2020年11月30日(月)13:30~受付、14:00開始
フォーラム参加費:
(社)ブランド戦略経営研究所 正会員(企業・団体、個人)/準会員(企業・団体):無料
同非会員(当研究所の企業・団体正会員のご紹介が有る方):無料
非会員(紹介者なし)フォーラム参加費:4,000円
一般社団法人大阪能率協会会員 セミナー参加費:3,000円
同会員外 セミナー参加費:4,000円
会場
関西大学 梅田キャンパス
〒530-0014 大阪府大阪市北区鶴野町1-5
http://www.kansai-u.ac.jp/umeda/access/
13:30~受付
14:00 開始
司会:松下 正 当研究所理事、事務局次長(弁理士、古谷国際特許事務所所属)
14:00~14:15
主催者オープニングスピーチ

陶山計介
当研究所理事長(15分)

Profile:一般社団法人ブランド戦略経営研究所理事長。関西大学商学部教授。京都大学博士(経済学)。『ブランド・エクイティ戦略』(共訳著、ダイヤモンド社)、『日本型ブランド優位戦略』(共著、ダイヤモンド社)、『よくわかる現代マーケティング』(共編著、ミネルヴァ書房)などブランド・マーケティング研究の第一人者。日本商業学会元会長。
14:15~14:55
第1講「WITH コロナ時代のグローバリゼーション」

大石芳裕氏
明治大学経営学部教授、「グローバル・マーケティング研究会」代表世話人

Profile:グローバル・マーケティングを専門とする。若い頃は理論研究中心であったが、近年は現場主義の研究を続けている。国内で企業幹部へのインタビューをしたり事業相談を受けたりしながら、年間40社ほどの海外現地法人を回っている。ほぼ毎月開催している「グローバル・マーケティング研究会」の会員数は2900名を超え、毎月200名前後が集まり、「60分の報告・60分の質疑応答」で日本企業の国際競争力強化を議論している(新型コロナで中断中)。『実践的グローバル・マーケ ティング』(ミネルヴァ書房、2017年),『ミレニアル世代事業戦略』(白桃書房、2020年)他著書多数。日本流通学会元会長,多国籍企業学会元副会長など。
15:00~15:40
第2講「センコーのDX『物流に関わる人を幸せにすること』」

杉本健司氏
センコー株式会社(SENKO Co., Ltd.)取締役専務執行役員 事業政策推進本部長

Profile:学生時代、体育会ヨット部に所属。ヨットの魅力や楽しさに惹かれ多くの時間をヨット仲間と湘南の海で過ごす。1989年 センコー株式会社入社。トラック輸送事業所よりキャリアをスタート。物流業務の経験を積む。2009年 社長主催「10年後のセンコーを考える会」メンバーに選抜される。2010年 神奈川支店支店長就任、東地区の物流業務を指揮する。2014年 将来の経営者を育成する社内「経営塾」に第一期生として参加する。2015年 センコーグループの中核を成す物流会社である「センコーエーラインアマノ株式会社」代表取締役社長就任。2019年より現職。 
15:40~15:50
休憩 (10分)
15:50~16:30
第3講「Withコロナ禍におけるクレベリンによる空間除菌と三層防衛及び海外展開について」 

山下充洋氏
大幸薬品株式会社 執行役員 海外事業部・感染管理事業部担当

Profile:1987年 ㈱マンダム入社、翌年よりシンガポール駐在、マレーシア兼務。その後タイ駐在、インドネシア駐在と一貫して海外駐在生活を送る。2008年 本社に戻り海外事業担当執行役員を経て2012年退社。2012年10月 森永製菓㈱入社、海外事業担当執行役員、取締役上席執行役員海外事業本部長を経て2018年同社退社。2018年7月 日経ビジネス総研客員研究員(現任)。2019年1月 大幸薬品㈱顧問、同4月執行役員海外事業部担当。2020年10月より海外事業部・感染管理事業部担当。
16:30~16:35
休憩/セッティング (5分)
16:35~17:50
パネルディスカッション・Q&A (75分)

パネリスト:
大石芳裕氏(明治大学経営学部 教授)
杉本健司氏(センコー株式会社(SENKO Co., Ltd.) 取締役専務執行役員 事業政策推進本部長)
山下充洋氏(大幸薬品株式会社 執行役員 海外事業部・感染管理事業部担当)
コーディネーター:陶山計介理事長
17:50~18:00
主催者閉会の挨拶
窪田憲濶・菊本辰道 大阪能率協会部長
会場
関西大学 梅田キャンパス
〒530-0014 大阪府大阪市北区鶴野町1-5
http://www.kansai-u.ac.jp/umeda/access/
 
2020/10/01

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