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2020年10月度 東京第17回フォーラム&第6回関西大学丸の内ゼミナール

“クールジャパンブランド”としての日本の伝統・文化の戦略課題

おかげさまで盛況のうちに終了しました。
【開催レポートはこちら】

一般社団法人ブランド戦略経営研究所では関西大学との共催、関西大学東京経済人倶楽部の後援を得て「東京第17回フォーラム」&「第6回関西大学丸の内ゼミナール」を10月20日(火)に会場(関西大学東京センター)とオンライン(ZOOM)によるハイブリッド方式にて開催します。

今回のフォーラムのテーマは昨年7月に開催した「東京2020大会が導く ”交差集積”の時代がジャパンブランドに求めているもの-スポーツ、ホスピタリティ、ビジネス-」の第二弾で、「“クールジャパンブランド”としての日本の伝統・文化の戦略課題」です。

コンテンツ、ファッション・日本食をはじめとする衣食住関連商品、観光、サービス、先端テクノロジー、レジャー、地域産品、伝統産品、教育等の日本の文化やライフスタイルの魅力を付加価値とし産業として発展させ、海外需要の獲得(アウトバウンド)及び日本国内への取り込み(インバウンド)につなげ、日本の経済成長の原動力にするという「クールジャパン政策」の現状や課題をブランド戦略の観点から議論していこうというものです。

現在わが国を含む世界が直面している最大の人類的危機が新型コロナ感染症(COVID-19)のパンデミックです。それは経済・社会、文化、生活など既存の安全・安心の秩序やシステムに壊滅的とも言えるダメージを与えています。とくに事業承継や国際競争力などの面でこれまで“弱い環”としてその保護・継承が求められてきた日本の伝統文化・行事はそのしわ寄せを大きく被っています。

“ジャパンブランド”として輝きや付加価値をこれに与えながら再構築し、さらに海外展開させていくためには何が必要でしょうか。日本古来の伝統系ブランドがもつ強みと弱み、問題点や課題をどのように考えたら良いのでしょうか。

優れた匠の技によって支えられてきた有形、無形の文化や伝統産業も、事業の承継や発展を考えると“つくり手”の発想だけではなく、デザインや新商品開発、販路開拓やマーケティング、広告プロモーション、知財管理など総合的なマネジメントが必要になります。また産地や消費地、自治体、大学・研究機関、国などとの提携・連携も不可欠です。

WITH コロナ時代、少しずつ再開することが期待される新たなグローバリゼーション。IoT、ビッグデータ、AI、ロボット、プラットフォーマーの台頭などに象徴されるSociety 5.0=超スマート社会や“デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation:DX)”と“顧客体験”(Customer Experience:CX)を可能にするビジネスイノベーションへの期待の高まり。そうした中で「“クールジャパンブランド”として日本の伝統・文化を再生・復興させるための戦略課題」を明らかにすることが求められています。

このようなテーマのもと、この分野の最先端において精力的に活躍しておられる三人の講師をお招きしました。

最初の講師は、伝統技術を活かした新商品開発に取り組む株式会社カドー 代表取締役副社長 兼 クリエイティブディレクター、株式会社アエテ 代表取締役の鈴木 健氏です。鈴木講師には異業種の複数メーカーでシェアするブランド「双円」。日本のものづくりの価値向上と新たなビジネスモデルの創出を目指す、そのブランドコンセプトとこれまでの歩み、海外展開など未来構想についてお話しを伺います。

お二人目は株式会社キハラ 代表取締役の木原長正氏です。木原講師には、2016年に成功裏に終了した有田焼400周年事業の概要と成果、産地商社ならではの経験やネットワークを生かした匠の見極めと目利きの能力、Webでの情報発信やEコマースの取り組み、有田焼・波佐見焼の作家や窯元と連携による現代のライフスタイルに合わせた商品開発、“KIHARAブランド”、“有田ブランド”、“ジャパンブランド”としての海外への積極的な展開などについてお話しが伺えればと思います。

三人目の講師は、株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構) からとなります。「ブランディング戦略としてのクールジャパン投資事業」と題して、クールジャパン機構の事業コンセプト、日本の魅力ある商品・サービスの海外需要開拓に関連する支援・促進、“ジャパンブランド”の海外需要向けのブランディング支援、「伝統技術を活かした海外事業展開」の他、海外現地での日本企業のビジネス展開を支える「プラットフォーム投資」などの事例についてのお話しが伺えればと思います。

冒頭、陶山理事長からの解題提起を受け、鈴木、木原、クールジャパン機構の3人の講師にご講演いただき、その後、陶山理事長のコーディネーターの元に、パネルディスカッションを行います。

ピンチはチャンス。新型コロナウイルス感染症に立ち向かい、今日の危機的状況から脱却する道を模索しようとしている経営者の皆さん、健康や安全を意識した新商品開発やマーケティング・営業やブランド戦略、知財管理の新しいスタイルを考えている皆さん、海外展開に活路を求めているメーカーやこれらをサポートしている自治体関係者、コンサルティング会社、専門家の皆さん、とりわけ日本の伝統文化に熱い眼差しを注いでおられる皆さん、奮ってご参加賜りたくここにご案内申し上げます。

なお、今回の「東京第17回フォーラム」&「第6回関西大学丸の内ゼミナール」は、COVID-19感染防止のため、会場(サピアタワー9F関西大学東京センター)およびオンライン(ZOOM)併用によるハイブリッド開催といたします。

どちらかご希望の参加方法をお選びの上、以下の「お申込みはこちら」からお申込みください。

※オンライン参加の方は、招待メール用のアドレスをご入力ください。
※会場での対策としては以下といたしますので予めご了承ください。
①参加者数を会場定員の50%以下とし、ソーシャル・ディスタンスの確保を前提とした座席配置と致します。
②クローズドセミナーとし、会員および招待者に限らせていただきます。
③会場内換気の徹底とアルコール消毒液の配置をします。
④飛沫拡散対策として受付係員は体調管理の上、フェイスガードを装着致します。
⑤受講者の皆さまにはマスクの着用と手指の消毒を義務付けさせていただきます。なお受付での非接触式赤外線温度計で体温測定の結果、参加を遠慮いただく場合があります。
⑥懇親会は開催しません。お名刺交換も自粛いただくこととさせていただきます。


また、COVID-19感染拡大状況によっては、会場開催を中止して全面的にオンライン開催へと変更になる可能性もあります。その場合は追ってご連絡させていただきます。

日時:
2020年10月20日(火)15:30~受付、16:00 開始
フォーラム参加費:
(社)ブランド戦略経営研究所 正会員(企業・団体、個人)/準会員(企業・団体):無料
同非会員(当研究所の企業・団体正会員のご紹介が有る方):無料
関西大学東京経済人倶楽部正会員:無料
会場:
関西大学東京センター
(東京駅サピアタワー9階)
http://www.kansai-u.ac.jp/tokyo/map.html
※入館受付は東京サピアタワー3階オフィスロビー
(フォーラム受付は同タワー9階)
15:30~受付
16:00 開始
司会:高木克典
当研究所理事、事務局長
マックス・コム株式会社代表取締役
16:00~16:15
主催者オープニングスピーチ

陶山計介
当研究所理事長 関西大学商学部教授

Profile:一般社団法人ブランド戦略経営研究所理事長。関西大学商学部教授。京都大学博士(経済学)。『ブランド・エクイティ戦略』(共訳著、ダイヤモンド社)、『日本型ブランド優位戦略』(共著、ダイヤモンド社)、『よくわかる現代マーケティング』(共編著、ミネルヴァ書房)などブランド・マーケティング研究の第一人者。日本商業学会元会長。
16:15~16:45
第1講「日本のものづくりの新たなビジネスモデル「双円」のブランド戦略」(30分)

鈴木 健氏
株式会社カドー 代表取締役副社長 兼 クリエイティブディレクター 株式会社アエテ 代表取締役

Profile:東芝、リアル・フリート(家電ブランドamadana)にてプロダクトデザイン、デザインマネージメントを手掛けたのち、家電メーカー株式会社cado(カドー)を設立。「空気をデザインする」を理念に、空気清浄機や加湿器、除湿器などの製品を製造・販売。同時に、デザイン会社、カドーデザイン株式会社(2017年にアエテ株式会社へ社名変更)を設立し、クリエイティブディレクターとして「cado」のプロダクトデザインからコンセプトワーク、販売、PRまでデザインワーク全体を統括。2018年2月自社ブランド「双円」を設立。同年11月 cadoと韓国の財閥グループのSK networksが共同で設立した理美容家電ブランド「カドークオーラ」のクリエイティデザインを手掛ける。ドイツのレッドドット・デザインアワード、iF デザインアワード金賞、中国のデザインインテリジェンスアワード、JIDAデザインミュージアムセレクションなど受賞歴多数。

16:45~17:25
第2講「有田焼をどのようにして次世代につなげてゆくか」(40分)

木原長正氏
株式会社 キハラ 代表取締役

Profile:1952年生まれ。立命館大学理工学部機械工学科卒、㈱キハラ入社。2004年 代表取締役就任、現在に至る。株式会社キハラは1955年設立の有田焼産地卸商社。1995年頃より産地商社でありながら自社ブランドの商品開発に取り組み始める。2000年頃より海外事業をスタート、欧州やアジアの展示会に出展を経て、2013年シンガポールとの取引を契機に海外事業が軌道に乗る。2016年に有田焼創業400年を迎え更に海外事業が拡大する一方、自社ブランドKIHARAの市場への浸透を図る。2017年 KIHARA TOKYOオープン。

17:25~17:55
第3講「ブランディング戦略としてのクールジャパン投資事業」(30分)

株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構) 

Profile:クールジャパン機構は、日本の魅力ある商品・サービスの海外需要開拓に関連する支援・促進を目指し2013年11月に設立。法律に基づき政府出資及び民間出資により構成された出資金を元に「官民ファンド」として設立されたエクイティプロバイダー。「日本の魅力」を事業化している方々の海外需要の獲得に金融面で貢献すべく、「メディア・コンテンツ」「食・サービス」「ファッション・ライフスタイル」「インバウンド」をはじめとする“BtoC”の領域を中心とした様々な分野でリスクマネーの供給を行っている。
17:55~18:05
休憩/セッティング (10分)
18:05~18:55
パネルディスカッション・Q&A (50分) 

パネリスト:
鈴木 健氏(株式会社カドー 代表取締役副社長 兼 クリエイティブディレクター株式会社アエテ 代表取締役)
木原長正氏(株式会社 キハラ 代表取締役)
株式会社海外需要開拓支援機構
コーディネーター:陶山計介理事長
18:55~19:00
主催者閉会の挨拶
大津 武
関西大学東京経済人倶楽部運営委員 JLLモールマネジメント株式会社取締役会長
会場
関西大学東京センター
(東京駅サピアタワー9階)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12
http://www.kansai-u.ac.jp/tokyo/map.html
入館受付は東京サピアタワー3階オフィスロビー
(フォーラム受付は同タワー9階)
2020/09/16

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大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学経商オフィス
TEL:06-6368-1147

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