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2022年2月度 東京第19回フォーラム

テーマ:「街づくりに向けたブランディング:
エリアや空間の価値共創と魅力発信」

おかげさまで盛況のうちに終了しました。
【開催レポートはこちら】

「一般社団法人 ブランド戦略経営研究所」では、関西大学東京センターとの共催、関西大学東京経済人倶楽部の後援で「東京第19回フォーラム」&「第7回関西大学丸の内ゼミナール」を2022年2月18日(金)に開催します。今回のフォーラム&ゼミナールのテーマは「街づくりに向けたブランディング-エリアや空間の価値共創と魅力発信-」です。

2021年のダボス会議ではテーマとして“グレート・リセット(The Great Reset)”が掲げられました。公正、持続可能かつレジリエンス (適応、回復する力)のある経済・社会システム、ポストコロナにおける人間の尊厳と社会正義を中心とした新しいソーシャル・コントラクト(社会契約)にもとづくNew Normal(新常態)の再構築です。その際に鍵となるのが、IoT、AI、ロボットなどに代表される “Society 5.0”や“超スマート社会”、DX(デジタルトランスフォーメーション)や新しいCX(顧客体験)、さらにSDGsやESGに加えて安全・安心・健康といった社会課題をどのように構想していくのかです。

2年に及ぶ新型コロナ禍(COVID-19)の中で発出された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による国内外における「ヒト」の行動規制は、社会経済や都市・地域の機能低下と生活意識の萎縮をもたらしました。消費・買い物行動の変化、旅行や観光に対する需要の落ち込みなどがもたらした地方や地域における経済社会の活性化とコミュニティの再建、そこに暮らす人々の疲弊と苦難の打開が、重要な課題になっています。そのためには中央や地方を問わず、都市や地域の産業のバランスの取れた発展、それを通じた地方や地域の活性化と住民の課題解決が不可欠です。そしてそこにおいて鍵となるのは、地域をまたぐ交通・通信や観光・旅行、産品やサービスの魅力向上など、ヒト、モノ、カネ、情報の相互交流、定住人口と交流人口の共生、それに立脚したエリアや空間の価値共創と魅力発信であり、新しい街づくりに向けたブランディングに他なりません。

今回のフォーラム&ゼミナールでは、地域がそれぞれの価値や特長を活かして自律的かつ持続的に成長しながら、他地域とも交流や共生を通じて価値を共創する、そうした“地域コミュニティ”を創生するためには何が必要か、「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」を呼び込む好循環、それを支える「街」に活力を取り戻す上で何が必要になるのか、その中でブランディングや流通・マーケティングはいかなる役割を果たすのかを考えていきたいと思います。

このようなテーマのもと、この分野の最先端で精力的に活躍しておられる三人の講師をお招きしました。

最初の講師は、京阪ホールディングス株式会社 取締役専務執行役員の上野 正哉氏です。上野講師には、「美しい京阪沿線、世界とつながる京阪グループへ」をビジョンに掲げ、「えきから始まるまちづくり」プロジェクトを例に、今や駅が、人が集まる拠り所となるパブリックスペースへと変貌し、沿線の価値向上に貢献している現状と、街づくりにも通じる、オーガニック事業の取り組みについて解説いただきます。

お二人目は、(株)商い創造研究所 代表取締役、(株)賑わい創研 代表取締役の松本 大地氏です。松本講師には、経済的価値と社会的価値が両立した地方都市創生を実現するには、どのような視点、手法、開発、運営が求められているのか。ジャズセッションのようにそれぞれのプレイヤーの音がフュージョンし、響きあい生まれる融合こそが、商業施設と街に新たな価値を創造するという観点から「身近なくらしを見直す」街づくりについてご報告いただきます。

三人目の講師は、甲南大学 ビジネス・イノベーション研究所長・経営学部教授、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 客員教授の西村順二氏です。西村講師からは、グローバル化やコト消費の時代における地域活性化や地域における新しい価値の創造と実践の具体的な事例として、神戸を中心とするエリアや空間の価値共創と魅力発信をめざす街づくりの取り組みと流通、マーケティング、ブランディングについてご提言をいただければ幸いです。

冒頭、陶山理事長からの解題提起を受け、上野、松本、西村の3人の講師にご講演いただき、その後、陶山理事長のコーディネーターによるパネルディスカッションを行います。

ピンチはチャンス。再び猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症に立ち向かい、今日の危機的状況から脱却する道を模索している会員、経営者の皆さん、地域や地方に眠っている豊かなブランド資源の「知る」「磨く」「語る」プロセスを通じて日本を元気にしようと考えている皆さん、現在厳しい状況に置かれている観光や旅行など人・モノ・カネ・情報などの交流の将来展望と課題について関心をお持ちの皆さん、奮ってご参加賜りたくここにご案内申し上げます。

なお今回の東京第19回フォーラムは、現時点では最小限の参加者による会場(関西大学東京センター)開催とオンラインZOOM開催を併用したハイブリッド開催を予定しております。会場開催は以下の対策のもとで行います。

① 受講者数を50名程度(長机に1人掛け)とし、ソーシャル・ディスタンスの確保を前提とした座席配置と致します。
②会場内換気の徹底とアルコール消毒液の配置をします。
③飛沫拡散対策として講師及び受付係員は体調管理の上、マスクを装着致します。
⑤受講者の皆さまにはマスクの着用と手指の消毒を義務付けさせていただきます。なお健康に不安のある方には参加をご遠慮いただく場合があります。
⑥懇親会は開催いたしません。

オンライン(ZOOM)および会場(関西大学 東京センター)のいずれかご希望の参加方法をお選びの上、以下の「お申込みはこちら」からお申込みください。

*ご参加の方は2022年2月11日(金)までにお申込みください。

開催日時
2022年2月18日(金) 15:30~受付、16:00 開始
フォーラム参加費
(社)ブランド戦略経営研究所 正会員(企業・団体、個人)/準会員(企業・団体):無料
同非会員(当研究所の企業・団体正会員のご紹介が有る方):無料
非会員(紹介者なし)フォーラム参加費:4,000円
関西大学東京経済人倶楽部会員および関西大学校友:無料
関西大学 東京センター
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12 東京駅サピアタワー9階
http://www.kansai-u.ac.jp/tokyo/map.html
入館受付は東京サピアタワー3階オフィスロビー(フォーラム受付は同タワー9階)
15:30~受付
16:00 開始
司会:高木克典
当研究所理事、事務局長
マックス・コム株式会社代表取締役
16:00~16:10
主催者オープニングスピーチ

陶山 計介
当研究所理事長 関西大学名誉教授
Profile:一般社団法人ブランド戦略研究所理事長。関西大学名誉教授。京都大学博士(経済学)。『ブランド・エクイティ戦略』(共訳著、ダイヤモンド社)、『日本型ブランド優位戦略』(共著、ダイヤモンド社)、『よくわかる現代マーケティング』(共編著、ミネルヴァ書房)『インターナルブランディング』(共著、中央経済社)などブランド・マーケティング研究の第一人者。日本商業学会元会長。
16:10~16:45
第1講「パブリック空間の価値を高める街づくり & オーガニック事業」(仮題)(35分)

講師:上野 正哉氏
京阪ホールディングス株式会社 取締役専務執行役員
Profile: 1982年京阪電鉄(現京阪ホールディングス)入社。京阪モール(大阪・京橋)リニューアルで”駅を変える、街を変える”をテーマに、京阪三条駅では”外から見た京都”をコンセプトにKYOUENをオープンさせ、KUZUHAMALLの全面建替えでは、”街と商業のバリューアップ”を行う。京阪流通システムズでは、PM事業を立ち上げ、京阪沿線外での商業ビルのPM業務を数々受託。日本百貨店協会理事、日本SC協会理事、京都大学サービスMBA学外委員を務める。
16:45~17:20
第2講「「地方都市創生を実現する街と商業施設との融合」(35分)

講師:松本 大地氏
株式会社商い創造研究所 代表取締役 (株)賑わい創研 代表取締役
Profile: 1952年神奈川県湯河原町生まれ。大学卒業後、山一證券、鈴屋、丹青社にて金融、小売、空間創造に携わり、丹青社にてマーケティング研究所所長を経て、2007年に商い創造研究所を設立。マーケティング、プランニングから業態開発、プロデュース業務を推進。その領域は先端のショッピングセンターから都市構想、地方再生まで及ぶ。経産省コト消費づくり委員、和歌山市、小田原市、鎌倉市、射水市、URアドバイザー、ローカルファースト研究会理事などに就任。 2018年新たな商業開発や街づくり、官民連携を研究開発する(株)賑わい創研を95社の会員で設立し代表取締役に就任。米国オレゴン州ポートランドのライフスタイルやヨーロッパの街づくり研究から、大学やファッション専門校での講義の他、著書「最高の商いをデザインする方法」や日経MJ「探訪新ライフスタイル」、商業施設新聞「商いの新しいものさし」繊研新聞「繊研教室」連載など、常に新たな時代潮流を発信する。
17:20~17:55
第3講「地域資源の再発見と深耕化による地域ブランド作り―神戸のスイーツバスめぐりの事例」(35分)

講師:西村 順二氏 
甲南大学ビジネス・イノベーション研究所長・経営学部教授 兵庫県立大学 大学院減災復興政策研究科 客員教授 Profile:神戸大学経営学部商学科卒業。同大学院経営学研究科博士前期課程修了、福山大学助手、神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。福山大学専任講師、甲南大学助教授、英国リーズ大学・英国エディンバラ大学客員研究員を経て現在に至る。博士(商学)(神戸大学)。 この間、甲南大学国際交流センター所長、同学長補佐、同フロンティア研究推進機構長、同経営学部長、同副学長等を歴任。 現在、日本学術振興会産業構造・中小企業第118委員会委員、神戸市大規模小売店舗立地審議会会長、神戸市都市計画審議会委員、西宮市産業振興審議会委員、朝来市地方創生会議会長、朝来市観光基本計画評価委員会会長、堺産業懇話会会長、(公財)神戸市産業振興財団評議員、(一財)神戸市学校給食会評議員 等を務める。 近著として、単著『マーケティングとSNSのミカター地方創生への処方箋』中央経済社、2021年。共編著『地域創生マーケティング』中央経済社、2021年、その他がある。
17:55~18:05
休憩/セッティング (10分)
18:05~18:55
パネルディスカッション・Q&A (50分)
パネリスト: 上野 正哉氏(京阪ホールディングス株式会社 取締役専務執行役員) 松本 大地氏(株式会社商い創造研究所 代表取締役、(株)賑わい創研 代表取締役) 西村 順二氏(甲南大学ビジネス・イノベーション研究所長・経営学部教授、兵庫県立大学 大学院減災復興政策研究科 客員教授) コーディネーター:陶山計介(当研究所理事長)
18:55~19:00
主催者閉会の挨拶
大津 武
関西大学東京経済人倶楽部運営委員
JLLモールマネジメント株式会社 取締役 会長
会場:関西大学 東京センター
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12 東京駅サピアタワー9階
http://www.kansai-u.ac.jp/tokyo/map.html
2022/01/25

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